POINT01
面接で落ち続けるのは、あなただけではない
ジョブコミットを利用して就活を終えた27卒の学生1,940人に「就職活動で一番苦戦したこと」を聞いたところ、「面接」と答えた人が53.9%と半数を超えました(27卒学生1,940人調査)。最終的に内定を得て就活を終えた学生でも、半分以上が面接で苦しんでいたということです。
さらに、面接の段階まで答えた人に絞ると、苦戦したのは一次面接が54.0%で、最終面接(35.8%)よりも多くなっていました。最初の面接で落ち続けるのは、珍しいことではありません。
面接で落ちることが続くと、自分だけが取り残されているように感じます。でも、数字を見ると、多くの学生が同じところで苦しみながら、それでも最後には就活を終えています。今のつらさは、あなたが特別にできないからではなく、面接という場面がそもそも難しいから起きているものです。
53.9%
就活で一番苦戦したことに「面接」を挙げた学生
面接では一次面接(54.0%)が最終面接(35.8%)を上回る
POINT02
メンタルが限界のときに、最初にやること
心が限界に近いときに、無理に次の面接対策を始めても頭に入りません。順番は次のとおりです。
1〜2日、就活から完全に離れる
就活サイトやSNSの就活アカウントも見ない日をつくります
眠れない・食べられない状態が続くなら、まず体を優先する
大学の学生相談室や保健センターは、就活の悩みでも相談できます
「落ちた=否定された」と考えない
面接は相性と準備の問題で、あなたの価値を決めるものではありません
一人で抱え込まず、信頼できる人に「最近落ち続けてしんどい」と一言だけ伝える
話すだけで、気持ちが少し軽くなることがあります
面接の結果は、その日の面接官との相性や、その会社がどんな人を求めているかにも左右されます。落ちた事実は変えられませんが、「自分のすべてが否定された」わけではありません。休むことは逃げではなく、次の面接で力を出すための準備です。
ここがポイント
限界のときは、まず1〜2日就活から完全に離れます。休むことは逃げではなく、次の面接で力を出すための準備です。
POINT03
落ちた原因を「一つだけ」探す
少し落ち着いたら、落ちた面接を一つだけ選んで振り返ります。全部を一度に直そうとすると、また疲れてしまいます。よくある原因は次のようなものです。
結論から話せていない
質問に対して経緯から話し始め、何を伝えたいのかが分からなくなっている
聞かれたことに答えていない
用意した答えを話すことに必死で、質問とずれている
志望動機が「どの会社にも言える内容」になっている
その会社を選んだ理由が伝わっていない
ガクチカや自己PRが、結果の自慢だけになっている
どう考えて動いたかが見えない
逆質問を用意していない
「特にありません」で終わると、会社への関心が薄いと受け取られることがあります
一次面接は、話す内容の深さよりも「短く分かりやすく話せるか」で差がつきやすい段階です。一つ原因が見つかれば、それを直すだけで結果が変わることもよくあります。
ここがポイント
落ちた面接を一つだけ選んで振り返ります。原因が一つ見つかれば、それを直すだけで結果が変わることもよくあります。
POINT04
よく聞かれる質問の、つまずきやすい答え方と直し方
落ちた原因が見つかったら、実際の答え方を直していきます。ここでは、一次面接でよく聞かれる質問を例に、つまずきやすい答え方と直し方を紹介します(内容はすべて例です)。
志望動機・つまずきやすい答え方
「御社は業界でも有名で、成長できる環境があると思い志望しました」。どの会社にも言える内容で、自分との結びつきが見えません
志望動機・直した答え方
「説明会で、若手社員がお客様の要望を聞いて提案の内容を自分で考えていると伺いました。アルバイトで、お客様の声をもとに売り場を工夫するのが一番楽しかったので、そうした働き方ができる御社を志望しました」
深掘りの質問・つまずきやすい答え方
「なぜその工夫をしたのですか」と聞かれて、「なんとなく、やった方がいいと思って」と答えてしまう
深掘りの質問・直した答え方
「同じ質問をされるお客様が多く、案内の紙があれば待ち時間が減ると考えたからです」と、そのとき気づいたことを具体的に話す
直すときのポイントは、自分の経験と結びつけることと、そのとき何を考えたかを言葉にすることの2つです。立派な言葉を足す必要はありません。むしろ、自分の言葉で具体的に話す方が、面接官には伝わりやすくなります。
POINT05
面接のあとに5分でつける振り返りメモ
原因を探すのが難しいのは、面接の内容をすぐに忘れてしまうからです。面接が終わったら、その日のうちに5分だけ時間をとって、次の項目をメモしておきましょう。合否が出る前に書くのがポイントです。
聞かれた質問
覚えている順に、短く書く
うまく答えられた質問
面接官がうなずいた、話が広がったなど、手応えがあったもの
詰まった質問
言葉が出てこなかった、話が長くなったと感じたもの
面接官の反応で気になったこと
同じことを聞き返された、話をさえぎられた、など
次に変えたいこと
一つだけ書く
メモが3社分ほどたまると、「いつも同じ質問で詰まっている」「話が長いと言われやすい」といった共通点が見えてきます。落ちた理由は企業から教えてもらえないことが多いので、このメモが一番の手がかりになります。落ちている段階ごとの原因の探し方は、就活で落ち続けるのはなぜ?でも詳しく紹介しています。
POINT06
こんな落ち方をしているなら、こう変える
面接で落ちる理由は人によって違います。自分に近いものがあれば、次の面接で一つだけ試してみてください。
緊張で頭が真っ白になる人
答えを丸暗記するのをやめ、話す順番(結論、理由、具体例)だけを覚えておきます。言葉が多少変わっても、順番さえ覚えていれば話が組み立てられます
話が長いと感じる人
一つの答えを1分以内にし、詳しいことは聞かれたら話す、と決めておきます。面接は会話なので、続きは面接官が質問してくれます
オンライン面接で手応えがない人
カメラを見て話す、うなずきを少し大きめにする、音声を事前に確かめるなど、画面越しでも伝わる工夫を一つ入れます
集団面接で他の学生と比べて焦る人
他の人の答えに合わせて内容を変えず、準備してきたことをそのまま話します。比べられているのは、他の学生ではなく、あなた自身の話の分かりやすさです
どれも、一度にすべてを試す必要はありません。次の面接では一つだけ変えてみて、その結果を振り返りメモに書き残してください。少しずつ変えていく方が、何が効いたのかも分かりやすくなります。
POINT07
立て直すための1週間の過ごし方
休んだあとに、いきなり元のペースに戻そうとすると、また心が折れやすくなります。1週間かけて、少しずつ就活に戻していくのがおすすめです。次の予定は一つの目安なので、体調に合わせて日をずらしてかまいません。
- 1
1〜2日目
就活から完全に離れる。好きなものを食べる、よく寝る、体を動かすなど、就活と関係ないことをします
- 2
3日目
落ちた面接を一つだけ選び、覚えている質問と自分の答えを書き出す
- 3
4日目
書き出した中から「一番うまく答えられなかった質問」を一つ選び、答え方を考え直す
- 4
5日目
考え直した答えを声に出して話し、録音して聞き返す
- 5
6〜7日目
キャリアセンターや就活エージェントなどで模擬面接を受けるか、身近な人に聞いてもらう
この1週間でやることは、「一つの質問への答えを直す」ことだけです。全部の答えを直そうとしなくて大丈夫です。一つ直せたという手応えが、次の面接に向かう力になります。
体調が戻りきっていないと感じたら、1週間の予定を2週間に延ばしても大丈夫です。焦って戻るより、少しずつ戻る方が、結果的に早く立て直せます。
ここがポイント
立て直しの1週間でやるのは、一つの質問への答えを直すことだけ。一つ直せた手応えが、次の面接に向かう力になります。
POINT08
受ける企業の選び方を見直すのも一つの手
面接で落ち続けるときは、面接の練習だけでなく、受けている企業が自分に合っているかも見直してみてください。調査では、入社を決めた理由の上位は「社風・人・雰囲気」(29.3%)と「就活の軸に合っていた」(28.2%)でした。自分に合う会社では、無理に背伸びしなくても話しやすくなります。
受ける会社を見直すときは、次の点を確かめてみてください。
29.3%
入社を決めた理由に「社風・人・雰囲気」を挙げた学生
「就活の軸に合っていた」(28.2%)が続く
有名だから、周りが受けているから、という理由だけで選んでいないか
説明会や面接で会った社員と話していて、自然に話せたか
その会社の働き方が、自分の就活の軸と合っているか
同じような会社ばかりを受けていないか。少し視野を広げると、合う会社が見つかることがあります
面接で落ちることが続くと、「もっと頑張らないと」と考えがちですが、受ける会社を変えるだけで話しやすさが大きく変わることもあります。面接の練習と、会社の選び直しを並行して進めてみてください。
POINT09
一人で原因が分からないときは、人に見てもらう
自分の話し方のくせは、自分ではなかなか気づけません。原因が分からないまま面接を受け続けるより、第三者に一度見てもらう方が早く抜け出せます。相談先には次のようなものがあります。
大学のキャリアセンター
無料で模擬面接を受けられる大学が多い。まず最初に頼れる場所です
新卒応援ハローワーク
公的な窓口で、面接練習や求人の紹介を受けられます
就活エージェント
専任の担当者が、模擬面接とフィードバックを繰り返しながら、あなたに合う企業探しまで一緒に進めます
模擬面接を受けるときは、「一次面接で落ち続けています」「志望動機で詰まりやすいです」など、困っていることを最初に伝えておくと、そこを重点的に見てもらえます。振り返りメモがあれば、それを見せるのも効果的です。
ジョブコミットでは、1人あたり平均10回以上の面談を行い、面接で落ちた理由を一緒に振り返りながら次の面接に備えます。学生は完全無料で利用できます。




