POINT01
就活がつらいと感じるのは、あなたが弱いからではない
就活は、何度も評価され、断られることが続く、もともと負担の大きい活動です。つらいと感じるのは自然なことで、あなたの気持ちが弱いわけではありません。
ジョブコミットを利用して就活を終えた27卒の学生1,940人に「最もストレスを感じたこと」を聞いたところ、1位は面接(34.8%)、2位は志望動機づくり(13.5%)、3位は日程調整・忙しさ(9.4%)でした(27卒学生1,940人調査)。不合格の連絡(5.7%)や、内定が出ない不安・周囲との比較(4.3%)を挙げた人もいます。つらさの中身は人によって違います。だからこそ、相談先も中身に合わせて選ぶのが大切です。
この記事では、つらさの種類ごとに、自分でできる小さな対処と、相談するならどこがいいかを順番に紹介します。全部を読む必要はありません。今の自分に近いところだけ読んで、できそうなことを一つ選んでみてください。
34.8%
最もストレスを感じたことに「面接」を挙げた学生
2位は志望動機づくり(13.5%)
POINT02
つらさの種類別に、自分でできる小さな対処
相談先を探す前に、今のつらさがどこから来ているのかを見ておくと、楽になる方法も見つけやすくなります。調査で多く挙がったつらさごとに、今日からできる小さな対処をまとめました。
面接がつらい
次の面接の準備を全部やろうとせず、「自己紹介だけ声に出す」など一つにしぼります。面接の前後に、好きな飲み物を買うなど小さな楽しみを決めておくのも効きます
志望動機が書けない
白紙から書こうとせず、説明会でメモした「印象に残ったこと」を3つ並べるところから始めます。言葉にするのが苦手なら、人に話してから書く方が早く進みます
日程調整や忙しさに追われている
予定を一か所にまとめて書き出し、今週どうしても必要なもの以外は、思い切って後ろにずらします。選考を受ける会社の数を少し減らすのも選択肢です
不合格の連絡が来るたびに落ち込む
結果のメールを開く時間を、一日の終わりなど決まったタイミングにします。予定の合間に見て一日中引きずるのを防げます
周りと比べてしまう
SNSや就活の話題から離れる時間をつくります。比べる相手を他人ではなく、1か月前の自分にすると、進んでいることに気づけます
どれも、つらさをゼロにする方法ではありません。でも、少しでも負担が軽くなれば、相談に行く余裕も生まれます。
つらさが一つではなく、いくつも重なっている人も多いはずです。その場合は、一番重たいものから順番に、一つずつ手当てしていけば大丈夫です。
POINT03
心や体がつらいとき:学生相談室・保健センター・病院
次のような状態が続いているなら、就活の対策よりも先に、心と体を守ることを優先してください。
夜眠れない、朝起きられない日が続いている
食欲がない、または食べすぎてしまう
何をしても楽しくない、涙が出る、外に出るのがつらい
集中できない、何をしても頭に入ってこない状態が続いている
当てはまるものが一つでもあれば、無理をしているサインかもしれません。大学の学生相談室や保健センターは、就活の悩みでも相談できます。予約して話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理されることがあります。つらさが強いときや長く続くときは、病院(心療内科など)を受診することも考えてください。就活は休んでも取り戻せますが、体調はこじらせると回復に時間がかかります。
夜間や休日など、大学の窓口が開いていない時間につらさが強くなったときは、自治体などが設けている電話やSNSの相談窓口を使う方法もあります。一人で抱えたまま夜を過ごさないでください。
ここがポイント
眠れない、食欲がないといった状態が続くなら、就活の対策より先に、心と体を守ることを優先してください。
POINT04
休むと決めたときの過ごし方と、戻り方
つらさが強いときは、就活を休むのも大切な選択です。ただ、休んでいる間も「このままでいいのか」と不安になりやすいので、休み方と戻り方をあらかじめ決めておくと安心です。
休む期間を決める
「今週末まで」「来週の水曜日まで」のように、終わりの日を決めておきます。終わりが見えていると、罪悪感を持たずに休めます
選考の予定を確認する
すでに入っている面接は、受けるか、日程を変えてもらえないか連絡するかを決めます。連絡を入れずに欠席するのは避けましょう
休んでいる間は就活の情報を見ない
就活サイトの通知やSNSの就活アカウントは、一時的に通知を切っておきます
戻るときは小さく始める
最初の日は、スケジュールを見直すだけ、メールを確認するだけ、といった軽い作業から再開します
休んでいることを誰か一人に伝えておく
家族や友達、相談先の担当者などに伝えておくと、戻るときに声をかけてもらいやすくなります
休んだあとに体調が戻らない、気持ちが沈んだままという場合は、学生相談室や病院に相談してください。就活の予定よりも、あなたの体調を優先して大丈夫です。
POINT05
就活の進め方に迷っているとき:キャリアセンター・ハローワーク
「何をすればいいか分からない」「このやり方で合っているのか不安」というつらさは、進め方が見えると軽くなります。大学のキャリアセンターは、在学生なら無料で、就活の進め方やESの書き方を相談できます。新卒応援ハローワークも、公的な窓口として就活の相談や求人の紹介を受けられます。
家族や友達に話を聞いてもらうのも大切ですが、就活の具体的なやり方については、意見が人によってばらばらで、かえって迷うこともあります。気持ちを聞いてもらう相手と、やり方を相談する相手を分けて考えると楽になります。
キャリアセンターでは
「何をすればいいか分からない」とそのまま伝えて大丈夫です。今の時期にやること、学内の説明会の予定、自分の学部の先輩の動き方などを教えてもらえます
新卒応援ハローワークでは
就活の進め方の相談に加えて、求人の紹介や面接の練習も受けられます。大学とは違う立場からの意見を聞けるのも利点です
一度相談して「次にやること」が一つ決まるだけでも、先の見えない不安はかなり小さくなります。
POINT06
面接や企業選びで行き詰まったとき:就活エージェント
面接で落ち続けている、受ける会社が自分に合っているのか分からない、という悩みは、一度の相談では解決しにくいものです。同じ担当者に何度も見てもらえる相談先の方が向いています。
相談するときは、受けた会社と落ちた段階、気になっていることを簡単にメモしておくと、限られた時間でも具体的な話ができます。面接で落ち続けているなら、「どの質問で詰まったか」を覚えている範囲で書いておくだけでも十分です。
ジョブコミットでは、専任のアドバイザーがつき、1人あたり平均10回以上の面談を重ねながら、面接対策や企業選びを一緒に進めます。学生は完全無料で、LINEの友だち追加から面談を予約できます。
POINT07
相談先ごとの、予約から相談までの流れ
初めての相談先に連絡するのは、それだけで気力が要ります。だいたいの流れを知っておくと、一歩目が少し軽くなります。窓口によって違いがあるので、詳しくは各窓口の案内を確認してください。
学生相談室・保健センター
大学のサイトや窓口で予約します。面談では、話したいことを話したい順番で話せば大丈夫です。話した内容の扱いが気になるときは、最初に確認しておくと安心です
大学のキャリアセンター
予約制の大学が多いです。ESや選考の状況が分かるものがあれば持っていくと、話が早く進みます
新卒応援ハローワーク
窓口の場所と開いている時間を調べてから訪ねます。就活の相談だけでも利用できます
就活エージェント
申し込みページや案内から面談を予約します。オンラインで相談できるところも多く、家から出るのがつらいときにも使いやすいです
どの相談先でも、最初から上手に話せる人はいません。予約を入れることができたら、それだけで大きな一歩です。
予約の電話やメールが負担に感じるときは、送る文面を先に書いておき、気持ちが落ち着いているタイミングで送ると楽になります。
POINT08
家族や友達に話すときは「聞いてほしいだけ」と先に伝える
身近な人に話すと気持ちが楽になる一方で、「もっと頑張れば」「こうすればいいのに」と助言が返ってきて、かえってつらくなることもあります。そうならないために、話す前に一言そえておくのがおすすめです。
「アドバイスはいらないから、少し話を聞いてほしい」
「今日は就活の結果のことじゃなくて、気持ちの話をしたい」
「答えは自分で考えるから、うなずいてくれるだけでうれしい」
「結果が出たら自分から話すから、それまでは聞かないでいてほしい」
こう伝えておくと、相手もどう聞けばいいかが分かり、お互いに話しやすくなります。就活の進め方についての具体的な相談は、キャリアセンターなどの相談先に任せて、家族や友達には気持ちを受け止めてもらう、という役割分担をすると、どちらとも良い関係を保ちやすくなります。
ここがポイント
家族や友達には気持ちを受け止めてもらい、就活の具体的な進め方は相談先に任せる、という役割分担がおすすめです。
POINT09
うまく話せなくても大丈夫。相談の始め方
つらいときほど、何から話せばいいか分からなくなります。最初から整理して話す必要はありません。次のような一言から始めて大丈夫です。
「就活がつらくて、何から話せばいいか分からないんですが」
「面接で落ち続けていて、少し疲れてしまっています」
「周りと比べて焦ってしまって、眠れない日があります」
相談を受ける側は、話をまとめるのを手伝うのが仕事です。言葉にならない気持ちのままで、まずは一人に話してみてください。
それでも話し始めるのが難しいときは、相談の前に5分だけ、「今つらいこと」「いつからつらいか」「一番困っていること」の3つをメモに書き出してみてください。そのメモを相手に見せるだけでも、相談は始められます。
ここがポイント
最初から整理して話す必要はありません。相談を受ける側は、話をまとめるのを手伝うのが仕事です。




