就活コラム/大学4年生向け2026年10月3日公開/ジョブコミット編集部

周りはみんな内定、自分だけ就活が終わらないときの抜け出し方|比べる相手を変えて、やることを絞る

周りはみんな内定、自分だけ就活が終わらないときの抜け出し方|比べる相手を変えて、やることを絞る

ANSWER

この記事の結論

周りが内定を決めていく中で焦るのは自然なことですが、就活は「早く終わった人が勝ち」ではなく、自分に合う会社に入れた人が勝ちです。まずはSNSや友人の就活報告から少し距離を置き、比べる相手を「先週の自分」に変えてください。そのうえで、応募先の確保と面接の見直しの2つに絞って動けば、秋からでも就活は終えられます。

POINT01

「自分だけ」に見えるのは、見えている範囲が偏っているから

内定が決まった人は報告しますが、まだ就活中の人はあまり話しません。SNSにも「内定をもらいました」という投稿は流れてきても、「今日も落ちました」という投稿はほとんど流れてきません。そのため、周りを見ると「みんな終わっている」ように見えやすくなります。

ジョブコミットを利用して就活を終えた27卒の学生1,940人の調査では、大学3年の2月までに就活を終えた学生は37.2%で、6割以上はそれより後に就活を終えていました。終えた時期のピークは3〜6月で、2026年9月以降に就活を終えた学生も52人いました(27卒学生1,940人調査)。終わる時期は人によって大きく違います。

企業の採用も、春で終わるわけではありません。内定辞退で空いた枠を埋める秋採用・冬採用や、時期を決めずに募集する通年採用を行う企業があります。あなたが今いる場所は「取り残された場所」ではなく、まだ選択肢が残っている場所です。

とはいえ、「周りはみんな内定」という焦りには、いくつかの気持ちが混ざっています。ひとまとめにすると重く感じますが、分けてみると、それぞれに打てる手が見えてきます。

37.2%

大学3年の2月までに就活を終えた学生

就活を終えた時期のピークは3〜6月

27卒学生1,940人調査(ジョブコミット調べ)

  • 置いていかれる不安

    友人と話が合わなくなる、自分だけ違う場所にいる感じ。これは就活が終われば自然に消える気持ちです

  • 自分はだめなのではという不安

    落ち続けたことで自信が下がっている状態。原因は能力ではなく、進め方であることがほとんどです

  • 卒業までに決まらないかもという不安

    時間への焦り。今から何をすればいいかが決まると、かなり小さくなります

このうち、自分で動かせるのは2つめと3つめです。1つめの気持ちは無理に消そうとせず、「今はそう感じる時期なんだ」と受け止めておけば十分です。動かせるところに力を使いましょう。

気持ちを分けて書き出すときは、紙に3行で書くだけで構いません。書いた紙を見ながら「この中で今日できることは何か」を一つ選ぶと、不安を眺めている時間が、手を動かす時間に変わります。

POINT02

周りと比べてつらいときに、最初にやること

比べる気持ちを無理に消そうとしても、うまくいきません。比べる材料に触れる量を減らす方が効果的です。

  • SNSの就活アカウントや内定報告を、しばらくミュートする

    見なければ比べずに済みます。就活が終わったら、また戻せば大丈夫です

  • 友人との会話で就活の話題が出たら、「今は自分のペースで進めてる」とだけ返す

    詳しく説明する必要はありません

  • 比べる相手を「先週の自分」にする

    応募した数、練習した回数など、自分で動かせる数字で振り返ります

  • 就活をしない時間を、あえて予定に入れる

    運動や趣味など、就活の話題が出ない時間があると、気持ちが切り替わりやすくなります

就活の情報収集は、検索やSNSが中心になりがちです。調査でも、情報収集に使ったものはインターネット検索が76.4%で最も多く、TikTokやInstagramなどのSNSを使った学生もいました。便利な一方で、他人の結果も目に入りやすいので、見る時間を決めて使うのがおすすめです。

ここがポイント

比べる気持ちは無理に消すより、比べる材料に触れる量を減らす方が効果的です。比べる相手は「先週の自分」にしましょう。

POINT03

友人との付き合い方を少しだけ変える

内定が決まった友人に悪気はありません。ただ、話を聞くたびに落ち込むなら、関わり方を少し調整して構いません。友人関係を壊さずに、自分を守るための工夫です。

  • 会うときは、就活以外の目的をつくる

    ご飯や趣味の話など、テーマがあると就活の話題になりにくくなります

  • 内定先の話を聞いたら、「おめでとう」で区切る

    詳しく聞き続けると比べやすくなるので、無理に広げなくて大丈夫です

  • 頼れる友人には、むしろ協力してもらう

    就活を終えた友人に面接の練習相手を頼むと、焦りの相手が味方に変わります

友人の内定は、あなたの可能性を減らすものではありません。友人が受かった会社とあなたが受ける会社は違い、採用の枠を取り合っているわけでもありません。

POINT04

焦って応募先を広げすぎない

取り残された焦りから、条件を見ずにとにかく応募数を増やす人がいます。ただ、合わない企業ばかり受けると志望動機が浅くなり、面接で落ちやすくなります。落ちるとまた焦り、さらに応募を増やすという悪い循環に入ってしまいます。

調査では、入社を決めた理由の上位は「社風・人・雰囲気」(29.3%)と「就活の軸に合っていた」(28.2%)で、「給与・待遇」(9.1%)の約3倍でした。周りの内定先と同じ規模や知名度を目指すより、自分が働きやすい会社を選ぶ方が、結果的に早く決まりやすくなります。

応募の数そのものより、「選考中の企業が途切れていないか」と「一社ごとに準備ができているか」の2つを見る方が、就活の進み具合を正しくつかめます。数を増やすのは、この2つがそろってからで十分です。

応募する前に、「この会社のどこに惹かれたか」を一行で書けるかを確かめてみてください。書けない企業は、応募を急がなくて大丈夫です。就活の軸があいまいだと感じる人は、就活の軸の決め直し方も参考にしてください。

29.3%

入社を決めた理由に「社風・人・雰囲気」を挙げた学生

「給与・待遇」(9.1%)の約3倍

27卒学生1,940人調査(ジョブコミット調べ)

POINT05

自分のペースで就活を終えるための進め方

やることを増やすより、次の2つに絞る方が前に進みます。

  • 応募先を切らさない

    常に選考中の企業が数社ある状態を保ちます。秋採用・冬採用・通年採用を行う企業を、就活サイトや大学の求人票で探します

  • 落ちた理由を一つずつ直す

    書類で落ちるのか、一次面接で落ちるのかで、直すところが変わります

調査では、就活で一番苦戦したことは「面接」が53.9%で最多で、面接の段階まで回答した372人のうち、苦戦したのは「一次面接」が54.0%でした。面接で落ちている場合は、話し方のくせを第三者に見てもらうのが近道です。落ち続ける原因をもっと詳しく知りたい方は、就活が終わらない人の特徴と抜け出し方も読んでみてください。

ここがポイント

やることを増やすより、応募先を切らさないことと、落ちた理由を一つずつ直すことの2つに絞る方が前に進みます。

POINT06

今週の進め方の例

「何から始めればいいか分からない」ときは、1週間の流れを先に決めてしまうと動きやすくなります。次は一例です。自分の予定に合わせて入れ替えて構いません。

  1. 1

    1日目

    SNSの就活関連をミュートし、これまでの選考結果を「書類」「一次面接」「それ以降」に分けて書き出す

  2. 2

    2日目

    一番多く落ちている段階を一つ決め、相談先を一つ選んで面談を予約する

  3. 3

    3日目

    大学の求人票や就活サイトで、今から応募できる企業を探し、気になる企業を3社メモする

  4. 4

    4日目

    メモした企業について「惹かれた理由」を一行ずつ書き、書けた企業に応募する

  5. 5

    5日目

    面談や模擬面接で、自己紹介と志望動機を一度話して見てもらう

  6. 6

    6〜7日目

    指摘されたところを直し、来週の自分と比べるための記録(応募数・練習回数)を残す

全部できなくても問題ありません。一つでも進めば、先週の自分よりは前にいます。比べる相手を自分に変えると、小さな前進がきちんと見えるようになります。

POINT07

焦っているときにやりがちな失敗

周りに追いつこうとするほど、次のような動き方をしてしまいがちです。当てはまるものがあれば、そこを止めるだけでも状況は良くなります。

  • 友人の内定先と同じ業界ばかり受ける

    友人に合っていた会社が、あなたにも合うとは限りません。自分の軸で選び直しましょう

  • 内定が出たら、よく考えずにすぐ決めてしまう

    早く終わらせたい気持ちは分かりますが、社風や仕事内容が合うかは、決める前に一度確かめてください

  • 落ちた日に、夜遅くまで応募を続ける

    気持ちが落ちているときの応募は、志望動機が雑になりやすくなります。その日は休んで、翌日に回して大丈夫です

  • 誰にも話さず、一人で全部決める

    自分では気づけない落ちる理由が、第三者から見るとすぐ分かることがよくあります

焦りは、動きを速くする代わりに、雑にもします。速さより、一つずつ確実に直すことを優先した方が、結果的に早く就活を終えられます。

POINT08

比べてしまったときの考え方の切り替え例

頭の中の言葉を少し言い換えるだけで、次の行動につながりやすくなります。比べてしまったときは、次のように置き換えてみてください。

  • 「みんなもう終わっている」→「終わった人の話が目に入りやすいだけ」

  • 「自分は遅れている」→「自分に合う会社を探す期間が、人より長いだけ」

  • 「また落ちた」→「直すところが一つ分かった」

  • 「何もできていない」→「今週は何を一つ進めたか」

言い換えは、気持ちをごまかすためのものではありません。次にやることを見つけるための道具です。言い換えたあとに「では、今日は何をするか」まで決めると、比べる時間が行動の時間に変わります。

ここがポイント

言い換えは気持ちをごまかすためではなく、次にやることを見つけるための道具です。言い換えたら、今日やることまで決めましょう。

POINT09

一人で抱えず、伴走してくれる人を見つける

周りの友人が就活を終えると、就活の話をできる相手が減り、孤独になりがちです。調査でも、最もストレスを感じたことの中には「内定が出ない不安・周囲との比較」(4.3%)が挙がっていました。一人で考え続けるより、話せる相手を持つ方が気持ちは軽くなります。

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FAQ

よくある質問

Q友人に「まだ就活してるの?」と聞かれるのがつらいです。

「自分に合う会社をじっくり探している」と短く答えれば十分です。就活の進み具合を説明する義務はありません。つらい時期は、就活の話題が出にくい相手と過ごす時間を増やすのも一つの方法です。

Q周りより遅れて入社した会社は、妥協になりませんか?

決めた時期と会社の良し悪しは関係ありません。大切なのは、社風や仕事内容が自分に合っているかです。時期ではなく、自分の就活の軸に合うかどうかで判断してください。

QSNSを見ないようにしても、つい見てしまいます。

見ないように我慢するより、アプリの通知を切る、就活関連のアカウントをミュートするなど、目に入らない仕組みにする方が続きます。見てしまった日は責めずに、「先週の自分と比べて何が進んだか」を一つだけ書き出して切り替えてください。

Q面接で「なぜこの時期まで就活をしているのか」と聞かれたらどうすればいいですか?

事実を短く伝え、そこから何を見直したかを話すのがおすすめです。たとえば「春は知名度で企業を選んでいましたが、自分に合う環境を考え直し、今は〇〇を軸に探しています」のように、前向きな変化として伝えると印象が変わります。

Q今から就活エージェントに登録しても間に合いますか?

間に合います。ジョブコミットには最短2週間での内定実績があり、志望業界が決まっていない段階からでも相談できます。学生は完全無料です。

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