POINT01
6月は、まだ就活のピークの中にいる
周りから「内定が出た」という話が聞こえ始めると焦りますが、6月は就活が終わる時期ではありません。ジョブコミットを利用して就活を終えた27卒の学生1,940人の調査では、就活を終えた時期のピークは3〜6月でした(27卒学生1,940人調査)。つまり6月は、まだ多くの学生が選考の真っ最中です。
さらに、2026年9月以降(4年生の秋)に就活を終えた学生も52人いました。6月に内定がなくても、ここから十分に巻き返せます。夏以降も、予定の人数に届かなかった企業の追加募集や、秋採用・通年採用で新卒を募集する企業があります。焦りすぎず、ただし手は止めずに進めることが大切です。
3〜6月
就活を終えた時期のピーク
2026年9月以降に就活を終えた学生も52人
POINT02
今月中にやる4つのこと
焦って手当たりしだいに応募する前に、まずは今の状況を整理します。今週と来週で、次の4つを進めてください。
持ち駒を書き出す
選考中の企業、結果待ちの企業、まだ応募していない気になる企業を一覧にします。選考中が3社を切っていたら、追加のエントリーが必要です
エントリーを5社追加する
6月から募集を始める企業や、追加募集を出す企業もあります。今まで見ていなかった業界や中小企業にも目を向けてみてください
落ちた面接を一つ振り返る
どの質問でつまずいたかを書き出し、次の面接までに答えを作り直します
説明会や面接の予定を1週間単位で入れる
予定が空くと気持ちが沈みやすくなるので、毎週何か一つは選考を入れておきます
4つのうち、一番後回しにされやすいのが振り返りです。落ちた面接を思い出すのはつらいものですが、振り返らずに応募だけ増やすと、同じところでつまずき続けてしまいます。逆に、振り返りだけに時間を使って応募が止まるのも避けたいところです。応募と振り返りを同じ週に少しずつ進めるのが、6月の立て直しのコツです。
ここがポイント
一番後回しにされやすいのが振り返り。応募と振り返りを同じ週に少しずつ進めるのが、6月の立て直しのコツです。
POINT03
持ち駒の一覧は、この項目で作る
持ち駒を頭の中だけで管理していると、「どこが選考中で、何の連絡を待っているのか」があいまいになり、空きに気づくのが遅れます。表計算アプリやノートに、次の項目で一覧を作ってください。
企業名と業界
業界の偏りが一目で分かるようにします
今の段階
書類提出済み、一次面接待ち、二次面接済みなど
次の予定と締め切り
面接日、結果の連絡予定日、書類の締め切り
志望度
高・中・低の3段階くらいで十分です
気づいたこと
面接で聞かれた質問、印象に残った社員の話など
一覧ができたら、「選考中」の数と、業界の偏りを見てください。選考中が少ない、または一つの業界に集中している場合は、次の応募でそこを広げます。一覧は週に一度、日曜の夜などに決まった時間で更新すると続けやすくなります。キャリアセンターや就活エージェントに相談するときも、この一覧を見せれば今の状況がすぐに伝わり、どこを直せばいいかを具体的に話し合えます。
POINT04
6月から応募先を増やす探し方
春に見ていた企業の多くは選考が進んでいるため、6月は探し方を少し変える必要があります。次のような場所を中心に、今も応募を受け付けている企業を探してください。
就活サイトの新着求人と追加募集
掲載日の新しい順に並べて見ると、今から応募できる企業が見つかりやすくなります
大学のキャリアセンターに届く求人
大学あてに届く求人は、就活サイトに載っていないものもあります。掲示や学内システムを週に一度は確認します
これまで見ていなかった業界
最初に決めた業界の周辺に、同じ仕事内容の会社があることも多いです。例えば「人と話す仕事」が軸なら、業界を問わず営業や接客の職種で探してみます
中小企業や地元の企業
知名度は低くても、社員との距離が近く、自分に合う会社が見つかることがあります
応募先を増やすときは、自分の軸を一度確かめておくと、手当たりしだいの応募になりません。軸があいまいになっていると感じたら、就活の軸を決め直す方法も参考にしてください。
POINT05
6月の週ごとの動き方
6月は、企業探しと面接が同時に進むため、やることを週ごとに分けておくと手が回ります。次の流れを目安にしてください。毎週の終わりに、一覧を見て翌週の予定を決めるところまでを一つの作業にします。
- 1
1週目:整理する週
持ち駒の一覧を作り、落ちた面接を一つ振り返ります。キャリアセンターや就活エージェントの面談も、この週に予約します
- 2
2週目:応募を増やす週
新しく5社にエントリーし、書類を出します。志望動機は使い回さず、その会社を選ぶ理由を一文入れます
- 3
3週目:面接を直す週
模擬面接を受け、振り返りで見つけた弱いところを練習します。選考が始まった企業の面接にも臨みます
- 4
4週目:見直す週
一覧を更新し、選考中が減っていたら追加で応募します。うまくいったこと・いかなかったことを書き出して、7月の動き方を決めます
予定どおりに進まない週があっても大丈夫です。選考中の企業を切らさないことだけは、毎週確かめてください。面接の予定が重なって忙しい週は、応募を少し控えて準備に時間を回すなど、週ごとに配分を変えて構いません。
POINT06
うまくいかなかった原因を見直す
ここまで内定が出ていない場合、どこかの段階に共通のつまずきがあることが多いです。どこで落ちているかで、見直す場所が変わります。
54.0%
面接段階まで答えた学生のうち、一次面接に苦戦した割合
最終面接に苦戦した割合は35.8%
書類選考で落ちる
志望動機やガクチカが、どの企業にも使える内容になっていないかを見直します
一次面接で落ちる
結論から短く話せているか、聞かれたことに答えているかを確認します
最終面接で落ちる
「なぜこの会社なのか」「入社して何をしたいか」を、その会社だけの言葉で話せているかを見直します
調査でも、面接の段階まで答えた人のうち苦戦したのは一次面接が54.0%で、最終面接(35.8%)を上回っていました。一次面接は、話し方を少し直すだけで結果が変わりやすい段階です。
振り返りは、面接が終わったその日のうちにするのが一番です。「聞かれた質問」「自分の答え」「面接官の反応」「次に直すこと」の4つだけをメモしてください。何社か続けると、つまずく質問に共通点が見えてきます。
POINT07
一次面接の答えを作り直す例
一次面接でつまずく人の多くは、話す内容よりも話す順番で損をしています。よく聞かれる「学生時代に力を入れたことを教えてください」を例に、答え方を比べてみます。どちらも例として作った答えです。
直す前の例: 「私は大学2年生のときに飲食店でアルバイトを始めまして、最初はなかなか慣れなかったのですが、店長や先輩に教えてもらいながら少しずつ仕事を覚えて、そのうちに新人に教える立場にもなって……」
この答えは、最後まで聞かないと何を伝えたいのかが分かりません。一次面接は一人あたりの時間が短いことが多く、面接官が要点をつかむ前に時間が過ぎてしまいます。
直した後の例: 「アルバイト先で、新人が早く仕事を覚えられるように教え方を変えたことです。新人が同じところでつまずくことに気づき、つまずきやすい作業を短いメモにまとめて渡しました。その結果、新人から質問される回数が減り、忙しい時間帯も落ち着いて回せるようになりました。」
最初の一文で結論を言い、そのあとに理由と行動を続けるだけで、伝わり方は大きく変わります。振り返りでつまずいた質問が見つかったら、この順番で答えを作り直し、声に出して1分以内で話せるか確かめてください。
ここがポイント
一次面接は話す順番で損をしがち。最初の一文で結論を言い、そのあとに理由と行動を続けるだけで伝わり方は大きく変わります。
POINT08
焦りで判断を急がないために
6月に内定がないと、「どこでもいいから早く決めたい」という気持ちが強くなります。応募の範囲を広げるのは大切ですが、焦りだけで判断すると、入社後に合わなかったと感じることもあります。
迷ったときは、調査で入社を決めた理由の上位が「社風・人・雰囲気」(29.3%)と「就活の軸に合っていた」(28.2%)だったことを思い出してください。応募先を広げるときも、「この会社の人と働くイメージが持てるか」を一つの基準にしておくと、焦りの中でも自分で選んだ実感を持てます。
もう一つ大切なのは、結果の連絡を待つ間に手を止めないことです。最終面接まで進んだ企業があると、その結果が出るまで次の応募を控えたくなります。しかし、もし不合格だった場合、そこから探し直すと持ち駒が一気にゼロに近づきます。結果を待つ間も、一覧の中で次に応募する企業を一つ決めておくと、どんな結果が来ても落ち着いて次へ進めます。周りの話を聞くのがつらいときは、自分だけ就活が終わらないときの抜け出し方も読んでみてください。
ここがポイント
結果の連絡を待つ間も手を止めず、次に応募する企業を一つ決めておくと、どんな結果が来ても落ち着いて次へ進めます。
POINT09
一人で立て直すのが難しいときの相談先
6月は、企業探しと面接対策を同時に進める必要があり、一人で全部やろうとすると手が回らなくなります。どの窓口も、今の状況をそのまま伝えれば、何から手をつけるかを一緒に考えてもらえます。
大学のキャリアセンター
大学に届いている求人の紹介や、模擬面接を無料で受けられます。予約のときに「6月で内定がなく、面接を見てほしい」と目的を伝えると、相談の時間を有効に使えます
新卒応援ハローワーク
公的な窓口で、求人の紹介や面接練習の相談ができます。大学の外の求人も探したいときに役立ちます
就活エージェント
専任の担当者が、あなたに合う企業の紹介から面接対策まで一緒に進めます。企業探しを任せられる分、面接の準備に時間を使えます
ジョブコミットでは、大手からベンチャーまで1,000社以上の求人の中から企業を紹介し、面接で落ちた理由の振り返りまで伴走します。最短2週間での内定実績もあり、学生は完全無料で利用できます。




