POINT01
大学3年の秋は、まだスタートラインの近く
夏のインターンに参加した友人の話を聞くと焦ってしまいますが、28卒にとって今(2026年10月)は、本格的な就活の前段階です。秋冬にも、短期のインターンや1日の仕事体験を開く企業はたくさんあります。夏は部活やアルバイト、資格の勉強で動けなかった人も多く、秋から始める人は珍しくありません。夏に動けなかった理由があるなら、それを責める必要はありません。
ただし、のんびりしてよいわけではありません。ジョブコミットを利用して就活を終えた27卒の学生1,940人の調査では、就活を終えた時期のピークは3〜6月で、大学3年の2月までに就活を終えた学生も37.2%いました(27卒学生1,940人調査)。早い人はこの秋冬の動きがそのまま選考につながっています。だからこそ、今から動けば間に合うし、今動かないともったいない時期です。
37.2%
大学3年の2月までに就活を終えた学生
就活を終えた時期のピークは3〜6月
POINT02
今月中にやること
インターンに行っていない人が、今月やることは3つだけです。全部を完璧にする必要はなく、順番に一つずつ終わらせれば十分です。
就活サイトに登録して、秋冬インターンを3社ブックマークする
業界が決まっていなければ、名前を知っている会社や、身近な商品・サービスの会社からで構いません
そのうち1社に申し込む
1日の仕事体験やオンライン開催のものなら、授業やアルバイトと両立しやすいです
エントリーシートで聞かれやすい質問に1つ答えてみる
「学生時代に力を入れたこと」を400字で書いてみると、自分に足りないものが分かります
最初の1社は「行きたい会社」でなくて大丈夫です。インターンの雰囲気や選考の流れを知るだけでも、次からの動きがずっと楽になります。
申し込みのときに迷いやすいのが、プロフィールや志望理由の入力です。初めのうちは「業界について知りたい」「働く人の話を聞いてみたい」といった素直な理由で構いません。立派な文章を作ろうとして申し込みが遅れるより、締め切りの前に出すことを優先してください。申し込んだ日と開催日は、すぐにカレンダーに入れておくと忘れずに済みます。
ここがポイント
今月やるのは、秋冬インターンを3社ブックマークし、そのうち1社に申し込むこと。最初の1社は行きたい会社でなくて大丈夫です。
POINT03
秋冬インターンの探し方と選び方
インターンを探すとき、最初から「本命の会社」を探そうとすると、なかなか決まらずに時間が過ぎてしまいます。秋冬は、次のような探し方を組み合わせると候補が集まりやすくなります。
就活サイトで「1日」「オンライン」「選考なし」で絞り込む
初めての参加は、短時間で申し込みのハードルが低いものから選ぶと動きやすいです
大学のキャリアセンターの掲示や学内説明会を見る
その大学の学生向けに案内が出ているインターンもあり、申し込みの相談もその場でできます
普段使っている商品やサービスの会社を調べる
会社の採用ページに、インターンや仕事体験の案内が載っていることがあります
合同説明会やイベントに参加する
一日で複数の業界の話を聞けるので、業界が決まっていない人の最初の一歩に向いています
選ぶときは、「仕事を体験できる内容か」を見てください。会社説明だけで終わるものより、グループワークや社員との座談会があるものの方が、働くイメージをつかめます。
POINT04
10月から2月までの動き方の目安
秋冬は、月ごとにやることを決めておくと、焦らずに進められます。次の流れはあくまで目安です。授業やテストの予定に合わせて調整してください。
- 1
10月:最初の1社に申し込む
就活サイトへの登録、ブックマーク、申し込みまでを今月中に終えます
- 2
11月:違う業界のインターンに参加する
1社目と違う業界を選ぶと比べる材料ができます。参加後のメモも始めます
- 3
12月:自己分析とガクチカを形にする
冬のインターンの選考でエントリーシートを書く機会が増えるので、材料をまとめておきます
- 4
1月:冬のインターンと早期の説明会に参加する
気になった企業の説明会には、本選考の情報を集めるつもりで参加します
- 5
2月:志望する業界と企業をしぼる
これまでのメモを読み返し、本選考で受ける企業の候補を並べます
1か月に1つ進めるだけでも、3月の本格的な選考が始まるころには、インターンに行った人と大きな差はなくなっています。
テストやレポートが重なる1月は、就活の予定を入れすぎると両方が中途半端になりがちです。12月のうちに冬休みの予定を決め、休みの期間にインターンや説明会をまとめて入れると、学業との両立がしやすくなります。予定どおりに進まない月があっても、次の月で取り戻せば大丈夫です。
ここがポイント
1か月に1つ進めるだけでも、3月に本格的な選考が始まるころには、インターンに行った人と大きな差はなくなっています。
POINT05
インターンに行けなかった分を取り戻す方法
インターンの一番の価値は、企業を知ることと、自分に合う働き方を知ることです。参加回数そのものが評価されるわけではありません。行けなかった分は、次の方法で補えます。
秋冬は「数」より「幅」を意識する
違う業界のインターンに2〜3個参加すると、比較ができて軸が見えてきます
参加したら、その日のうちにメモを残す
「面白かったこと」「違和感があったこと」を書いておくと、志望動機づくりにそのまま使えます
自己分析を並行して進める
選考が本格化してから慌てないよう、ガクチカと自己PRの材料を今のうちに集めておきます
社員の話を聞く機会を増やす
説明会の質問の時間や、大学のOB・OG訪問の制度を使うと、インターンに行かなくても仕事の中身を知ることができます
面接で「インターンに参加しましたか」と聞かれても、参加していないこと自体を気にする必要はありません。「夏は〇〇に力を入れていたため、秋から仕事体験に参加して△△を知りました」のように(例)、その時期に何をしていたかとその後どう動いたかを話せれば十分に伝わります。
ここがポイント
インターンは参加回数で評価されるものではありません。企業と自分に合う働き方を知ることが目的なので、行けなかった分は補えます。
POINT06
参加後のメモは、この4項目だけ書けばいい
インターンに参加しても、何も残さないと数週間で内容を忘れてしまいます。帰り道の10分で、次の4項目だけ書いておいてください。
一番印象に残ったこと
仕事の内容、社員の言葉、ワークの場面など一つだけ
楽しかったこと・しんどかったこと
自分が前のめりになった場面と、気持ちが下がった場面
意外だったこと
参加前のイメージと違ったこと
次に確かめたいこと
他の会社で比べてみたいことや、社員に聞きそびれたこと
例えば「社員同士が気軽に相談している様子が印象に残った」「一人で黙々と作業する時間はしんどかった」というメモ(例)は、そのまま就活の軸の材料になります。軸の作り方は就活の軸を決め直す方法でも紹介しています。
POINT07
座談会や質問の時間に使える質問の例
インターンや説明会の最後には、社員に質問できる時間があることが多いです。何を聞けばいいか分からず黙ってしまう人も多いのですが、ここで聞いた話は本選考の志望動機にそのまま使えます。次の質問の例を、メモに入れて持っていってください。
仕事の中身を知る質問(例)
「入社1年目の方は、一日のうち何にいちばん時間を使っていますか」
働く環境を知る質問(例)
「仕事で分からないことがあったとき、どなたに相談することが多いですか」
やりがいと大変さを知る質問(例)
「この仕事で一番嬉しかったことと、大変だったことを教えてください」
自分との相性を確かめる質問(例)
「この会社で活躍している若手の方には、どんな共通点がありますか」
給与や休みなど条件の話は、採用ページや募集要項で確かめられることが多いので、社員に直接聞ける場では働く人の実感を聞くのがおすすめです。聞いた答えは、参加後のメモの「意外だったこと」や「次に確かめたいこと」に書き足しておきましょう。
POINT08
インターンの選考で落ちたときの考え方
人気のある企業のインターンには選考があり、エントリーシートや面接で落ちることもあります。初めての選考で落ちるのはよくあることで、本選考の合否とは別のものです。
落ちたときは、エントリーシートを書いた経験と、面接で聞かれた質問を手元に残してください。どちらも本選考の練習材料として役に立ちます。気持ちを切り替えるためにも、選考のない1日の仕事体験に同じ週のうちに申し込んでおくと、「参加できる場所がある」と思えて動き続けやすくなります。
エントリーシートで落ちたとき
書いた文章をキャリアセンターで見てもらい、「何を伝えたいかが一読で分かるか」を確かめます
Webテストで落ちたとき
本選考でも同じ形式のテストが使われることがあるので、冬のうちに問題集を一冊解いておきます
面接で落ちたとき
聞かれた質問と、自分が答えた内容を思い出せる範囲で書き出し、次に答えるならどう話すかを考えます
POINT09
何から手をつければいいか分からないときは
「インターンの探し方からして分からない」という人は、一人で悩まずに相談してください。インターンの情報は数が多く、自分だけで比べようとすると選ぶ前に疲れてしまいます。相談するときは「インターンに一つも行っていない」「業界が決まっていない」と今の状況をそのまま伝えると、何から始めればいいかを一緒に決めてもらえます。
大学のキャリアセンター
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